現在、働き方を「フリーランス」に変えたいという人が増えています。
終身雇用を採用する企業は減り、年功序列も崩壊した日本では、企業で骨を埋めるよりもフリーになって実力で勝負するほうが将来的にも明るくなると考えられているのです。
では”フリーランス”とはいったいどういった働き方なのでしょうか?
フリーランスの詳細をまとめてみました。
「フリーランス」とは?
「フリーランス」とは、会社に属さず自分のスキルを武器に自ら年収を稼ぐ働き方です。
フリーランスの反対語は「サラリー(給与)」をもらう働き方であり、一般的なサラリーマンということになります。
以前勤めていた会社で得たスキルとノウハウを使い、個人で企業と契約を交わし、単発、あるいは一定条件下で業務をした対価を得ます。
ある意味”起業”とも言える働き方ですが、会社を起こすのではなく、税務署と自治体に「開業届」を出して個人で仕事を始めることを一般的にフリーランスと呼びます。
フリーランスは基本的になんらかの”スキル”をベースに仕事をすることになります。
過去に勤めていた会社で学んだノウハウ・スキルをそのまま使ってフリーランスに利用するケースと、全く新しいスキルを習得してフリーランスになるケースがあります。
日本のフリーランスの現状
2018年は「副業元年」と呼ばれ、政府の推進の影響もあり、国民の就業形態に大きな変化がありました。
副業は複数の会社に属するというだけではなく、タイプによってはそのままフリーランスになったり起業したりと変化しやすいために、そのまま本業にしてしまう人も少なくないのです。
副業が増えるにしたがってフリーランスも増えているのが、現在の日本の現状だといえます。
現時点で日本の総人口の20%近くがフリーランスだという統計があるので、これはかなりの数だといえるでしょう。
また、企業側でも深刻な人材不足と高騰する人件費の問題で、社員の保証をしなくてもよいフリーランスに仕事を流すケースが増えていることから依頼数(求人数)も年々増えています。
今からフリーランスを目指すのには格好のタイミングだともいえるのです。
フリーランスと業務委託の違い
フリーランスと混同されやすいものに”業務委託”があります。
フリーランスとは会社に属さない働き方全般のことを指しますが、業務委託ではフリー状態のまま一定の枠組みの業務を独立採算制で委託する働き方です。
求人でその会社に入るのがサラリーマンですが、業務委託の場合は”交渉”によって会社から仕事をもらうという形です。
自分で個別に仕事を取ってくる完全なフリーランスはリスクが高くなりますが、将来的に大きく稼ぐことができ、業務委託ではリスクは回避できるものの、収入の上限がある程度できてしまうという差があります。
まとめ
”フリーランス”の定義は広くとらえどころのない呼称ですが、会社に属さない働き方すべてを意味すると思って差し支えありません。
現在会社で勤められている人で、経済的な不満や将来に不安を感じる人の新しい働き方の選択肢としてフリーランスを検討してみてはいかがでしょうか。