記事はプロモーションが含まれています。またAmazonのアソシエイトとして当サイトは適格販売により収入を得ています。
墓じまいに伴って遺骨を別のお墓や納骨堂へ移すとき、「改葬にはどんな書類が必要なの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
改葬許可の申請では、申請書だけでなく、現在のお墓や納骨堂に遺骨が納められていることを確認するための証明などが必要になります。また、申請者と墓地使用者の関係や申請方法によって、追加の書類を求められることもあります。
大切なのは、改葬の必要書類を「全国共通の固定された一覧」と考えないことです。
法令で定められている事項がある一方、実際の様式や確認方法、追加書類は自治体や申請条件によって異なります。そのため、まず書類ごとの役割を理解し、そのうえで現在のお墓・納骨堂がある自治体の最新案内を確認するのが確実です。
この記事のポイント
- 改葬申請で確認する主な書類と役割
- 現在のお墓側で証明してもらう内容
- 改葬先について確認する書類
- 承諾書・委任状・戸籍などが必要になるケース
- 自治体公式サイトで申請前に確認したいポイント
なお、改葬許可を取るまでの手続き全体を先に確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
改葬に必要な書類は自治体や申請条件によって異なる
改葬に必要な書類を調べると、「改葬許可申請書」「埋葬証明書」「受入証明書」「戸籍」など、さまざまな名称が出てきます。
しかし、これらをすべての人が同じ形式で準備するわけではありません。
改葬許可の申請では、現在遺骨が納められている墓地・納骨堂の管理者による証明が重要になります。ただし、自治体によっては改葬許可申請書の中に管理者の証明欄が設けられていることもあれば、別の証明書を使用する場合もあります。
また、改葬先についても、自治体によって確認方法が異なります。新しい墓地や納骨堂の名称・所在地を申請書へ記入するケースもあれば、受入証明書や墓地使用許可証などの確認を求められる場合があります。
つまり、「必要書類は何枚あるか」だけを見るよりも、何を証明するための書類なのかを理解したほうが整理しやすくなります。
改葬申請でまず確認したい書類・確認事項
改葬許可を申請するときは、書類を役割ごとに分けると分かりやすくなります。代表的なものを整理すると、次のようになります。
| 書類・確認事項 | 何のために使うか | 誰に確認するか | 自治体公式情報で確認したい点 |
|---|---|---|---|
| 改葬許可申請書 | 改葬許可を申請する | 現在のお墓がある自治体 | 最新様式・提出方法 |
| 埋葬・埋蔵・収蔵の事実を証明するもの | 現在そこに遺骨が納められていることを確認する | 現在の墓地・納骨堂管理者 | 申請書内の証明欄か別紙か |
| 改葬先を確認するもの | 遺骨の移動先を確認する | 改葬先の墓地・納骨堂と自治体 | 何を提出・提示する必要があるか |
| 承諾書・委任状など | 申請者の立場や代理申請を確認する | 自治体 | 自分のケースで必要か |
| 戸籍・本人確認書類など | 関係性や本人確認などを行う | 自治体 | 必要条件・原本/写しの扱い |
この表は「これだけそろえれば申請できる」という全国共通の必要書類一覧ではありません。実際に準備するときは、申請先自治体の案内を必ず確認してください。
改葬許可申請書を準備する
改葬許可申請の中心になるのが改葬許可申請書です。
申請書には、死亡者に関する情報、現在遺骨が納められている場所、改葬の理由、改葬先、申請者の情報などを記入します。
ただし、様式をインターネット上で見つけたからといって、別の自治体の申請書をそのまま使うのは避けたほうがよいでしょう。現在のお墓や納骨堂がある自治体の公式サイトから最新様式を入手するか、担当窓口へ確認してください。
また、自治体によっては申請書の中に、現在の墓地・納骨堂管理者が証明する欄が設けられています。この場合、申請書そのものが「申請するための書類」と「現在の埋蔵・収蔵を証明する書類」の両方の役割を持つことがあります。
改葬許可申請書の入手方法や記入項目、提出先については、こちらで詳しく解説しています。
現在のお墓側で証明してもらう書類
改葬許可を申請する際には、現在の墓地や納骨堂に遺骨が埋葬・埋蔵・収蔵されている事実を確認するため、管理者による証明が必要になります。
ここで注意したいのが書類の名称と形式です。
「埋葬証明書」「埋蔵証明」「収蔵証明書」などの名称を目にすることがありますが、すべての自治体で同じ名称・同じ様式を使うわけではありません。改葬許可申請書の中に管理者の証明欄がある自治体もあります。
確認するポイント
「埋葬証明書という別紙をもらえばよい」と最初から決めず、申請先自治体の様式を確認してから、現在の墓地・納骨堂の管理者へ証明を依頼しましょう。
寺院墓地なら寺院、公営・民営墓地なら墓地管理者、納骨堂なら施設管理者などが確認先になります。証明に関する手続きや費用の有無については、墓地・納骨堂側にも事前に確認しておくと安心です。
改葬先を確認する書類
改葬許可申請では、遺骨をどこへ移すのかという改葬先の情報も確認します。
このとき「受入証明書」という名称を見かけることがありますが、受入証明書を全国一律で必ず提出すると考えるのは適切ではありません。
自治体や申請条件によっては、改葬先の墓地・納骨堂が発行する受入証明書、墓地使用許可証、契約関係の書類などを確認する場合があります。一方、申請書に改葬先の名称や所在地などを記載することで手続きを進める自治体もあります。
そのため、改葬先が決まったら、次の2か所へ確認すると整理しやすくなります。
- 改葬許可を申請する自治体に「改葬先について何を提出・記載するのか」を確認する
- 新しい墓地・納骨堂に「改葬手続きで発行できる書類は何か」を確認する
改葬先の施設から書類を受け取った場合も、原本が必要なのか、写しでよいのかを自己判断せず、申請先自治体の案内を確認してください。
申請者や状況によって追加される書類
改葬では、すべての人が同じ追加書類を提出するわけではありません。申請者と墓地使用者の関係、代理申請の有無、自治体の確認方法などによって必要書類が変わります。
承諾書
現在の墓地や納骨堂の使用者と、改葬許可の申請者が異なる場合には、墓地使用者等の承諾を確認する書類が必要になることがあります。
特に「家族だから自分がそのまま申請できるだろう」と考えず、誰が墓地使用者として登録されているのかを先に確認しておくことが大切です。
委任状
本人ではなく別の人が窓口で手続きを行う場合など、代理申請に関する委任状が必要になることがあります。
ただし、誰が代理人になるかによって扱いが異なる自治体もあります。代理で手続きをする予定なら、申請前に「委任状が必要か」「指定様式があるか」を確認しましょう。
本人確認書類
窓口や郵送などの申請方法に応じて、本人確認書類の提示や写しの提出を求められる場合があります。
運転免許証やマイナンバーカードなど、どの書類が本人確認に使えるかも申請先の案内に従ってください。
戸籍・除籍など
自治体や申請条件によっては、死亡者との関係などを確認するため、戸籍・除籍などの書類を求められる場合があります。
一方で、改葬申請だから必ず戸籍謄本が必要というわけではありません。先に戸籍を取得するのではなく、自分のケースで必要かを自治体へ確認してから準備すると、不要な取得を避けられます。
追加書類は「念のため全部」ではなく「自分の条件に必要なもの」を確認
承諾書、委任状、本人確認書類、戸籍などは、申請者の立場や自治体の運用によって扱いが変わります。公式案内で条件を確認してから準備しましょう。
複数の遺骨を改葬するときは書類の単位を確認する
先祖代々のお墓を墓じまいすると、複数人の遺骨をまとめて改葬することがあります。
この場合に注意したいのが、改葬許可申請書を何部作成するのかです。
自治体によっては遺骨1体ごとに申請書を求める場合があります。また、複数人を記載するための別紙や一覧表など、自治体独自の方法が用意されている可能性もあります。
そのため、「同じお墓から同じ改葬先へ移すから申請書は1枚」と自己判断しないようにしましょう。
複数の遺骨がある場合は、申請先へ「何人分を改葬する予定か」を伝え、必要な申請書の部数や添付方法を確認するのが確実です。
古いお墓で故人の情報が分からないときはどうする?
古いお墓では、納められている方の本籍、住所、死亡年月日などが分からないケースもあります。
このような場合に、記憶だけで推測して申請書へ記入するのは避けましょう。
自治体によっては、確認できない情報について「不明」「不詳」などの記載方法を案内している場合があります。また、墓地管理者が保管している記録から確認できる可能性もあります。
分からない情報は推測して埋めない
まず墓地・納骨堂の管理者が保管している記録を確認し、それでも分からない項目がある場合は、申請先自治体へ記載方法を相談してください。
郵送・オンライン申請では追加書類を確認する
改葬許可申請を郵送で受け付けている自治体もあります。ただし、窓口申請と同じ書類だけを封筒に入れればよいとは限りません。
郵送では、本人確認書類の写し、返信用封筒、切手などが必要になる場合があります。送付先や返信方法も含めて、自治体公式サイトの「郵送申請」の案内を確認してください。
また、オンライン対応についても自治体差があります。
申請書をWeb上で作成・ダウンロードできる仕組みがあっても、それが「オンラインで申請まで完了できる」という意味とは限りません。作成後に印刷し、墓地管理者の証明を受けてから窓口へ提出する方式などもあります。
「オンラインの入力フォームがある=改葬許可をオンライン申請できる」と判断しないことが大切です。
申請前に自治体公式サイトで確認したい5つのポイント
改葬の必要書類を準備するときは、検索結果に出てきた一般的な一覧だけで判断せず、最後に申請先自治体の公式情報と照合しましょう。
- 最新の改葬許可申請書を使っているか
- 現在のお墓側の証明をどの様式でもらうのか
- 改葬先について何を提出・記載するのか
- 自分のケースで承諾書・委任状・戸籍などが必要か
- 窓口・郵送など申請方法ごとの追加書類がないか
あわせて、原本と写しのどちらを提出するのか、複数遺骨の場合は何部必要なのか、申請時に費用がかかるのかなども確認しておくと安心です。
自治体によって扱いが異なる部分は、他の自治体の例ではなく、実際に申請する自治体の最新案内を基準にすることが重要です。
改葬の必要書類についてよくある質問
改葬の必要書類は全国共通ですか?
すべてが全国で同じ様式・同じ組み合わせになるわけではありません。改葬許可申請に必要となる基本的な事項は法令で定められていますが、申請書の様式や追加書類、提出方法などは自治体や申請条件によって異なります。
受入証明書は必ず必要ですか?
「受入証明書」という名称の書類が全国一律で必須とは限りません。改葬先の確認方法は自治体によって異なるため、申請先自治体と改葬先の施設の双方へ確認してください。
埋葬証明書はどこでもらいますか?
現在遺骨が納められている墓地・納骨堂の管理者に確認します。ただし、独立した「埋葬証明書」を発行するとは限らず、改葬許可申請書の証明欄に管理者が記入する方式などもあります。
戸籍謄本は必ず必要ですか?
必ず必要とは限りません。死亡者との関係確認などのために求められる場合がありますが、必要条件は自治体や申請内容によって異なります。取得前に公式案内を確認しましょう。
代理人が申請するときは委任状が必要ですか?
委任状が必要になる場合がありますが、代理人の立場などによって扱いが異なる自治体もあります。代理申請を予定している場合は、自治体へ事前確認してください。
複数の遺骨がある場合は申請書も複数必要ですか?
遺骨1体ごとに申請書を求める自治体がありますが、全国一律の方法として決めつけることはできません。複数人分を改葬することを申請先へ伝え、必要部数や別紙の有無を確認してください。
郵送申請では何が追加で必要ですか?
返信用封筒や本人確認書類の写しなどが必要になる場合があります。郵送を受け付けているかどうかも含め、申請先自治体の最新案内を確認してください。
まとめ|改葬の必要書類は役割を理解してから自治体で最終確認しよう
改葬許可の申請では、改葬許可申請書を中心に、現在のお墓・納骨堂に遺骨が納められていることを確認する証明などを準備します。
さらに、申請者と墓地使用者の関係や代理申請の有無などによって、承諾書、委任状、本人確認書類、戸籍などの確認が必要になる場合があります。
ただし、改葬の必要書類を「全国共通の○種類」と覚える必要はありません。
「自治体へ提出する申請書」「現在のお墓側の証明」「改葬先の確認」「自分の条件で追加される書類」という4つの役割に分けて考えると整理しやすくなります。
最後は、現在のお墓・納骨堂がある自治体の公式サイトで最新の申請書と必要書類を確認してください。分からない項目がある場合は、推測して記入するより、自治体や墓地管理者へ確認してから進めるほうが確実です。
必要書類の役割が分かったら、次は改葬許可を取得するまでの全体の流れを確認しておきましょう。
「改葬とは何か」「墓じまいと改葬はどう違うのか」から確認したい方はこちらも参考にしてください。





