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墓じまい後の遺骨の行き先として海洋散骨を考え、具体的なサービスを探していると「シーセレモニー」が候補に入ることがあります。
ただ、実際に問い合わせるとなると、「どのプランを選べるのか」「粉骨まで依頼できるのか」「料金には何が含まれるのか」「希望する海域から出航できるのか」など、確認しておきたいことは少なくありません。
シーセレモニーは、家族などで船を貸し切るファミリー散骨だけでなく、スタッフへ散骨を任せる代理散骨、複数の家族が同じ船に乗船する合同乗船散骨などを提供しています。さらに、船舶や散骨エリアによって料金・乗船人数・出航場所などが変わります。
この記事では、シーセレモニーが自分たちの希望に合うかを判断するために必要な情報を中心に整理します。
この記事で確認するポイント
- シーセレモニーはどのような海洋散骨サービスか
- ファミリー散骨・代理散骨・合同乗船散骨の違い
- 料金と基本サービスに含まれる内容
- 粉骨や遺骨の受け渡し方法
- 対応している海域・乗船場所
- 問い合わせから散骨までの流れ
- 天候不良やキャンセル時の確認点
- 問い合わせ前に整理しておきたい条件
海洋散骨そのものの仕組みや、墓じまい後に海洋散骨を選ぶ場合の基本から確認したい方は、先にこちらの記事をご覧ください。
シーセレモニーとはどんな海洋散骨サービス?
シーセレモニーは、海洋散骨を「海洋記念葬」として提供しているサービスです。現在の公式会社概要では、運営会社は株式会社SEA STORYとなっています。
運営会社は2026年7月20日に旧社名の株式会社SPICE SERVEから株式会社SEA STORYへ商号変更しています。そのため、過去の資料や古い情報を見た場合には旧社名が掲載されていることがありますが、現在の公式会社概要では株式会社SEA STORYが運営会社として案内されています。
貸切だけでなく複数の散骨方法を選べる
シーセレモニーの特徴の一つは、「船に乗って家族で散骨する」という一つの方法だけではなく、希望や事情に応じた複数のプランが用意されていることです。
- 家族・親族などでクルーザーを貸し切る「ファミリー散骨プラン」
- 遺族に代わってスタッフが散骨する「代理散骨プラン」
- 複数の家族が同じ船へ乗船する「合同乗船散骨プラン」
- リゾート散骨やプレミアム散骨などの個別プラン
「できれば自分たちで乗船したい」「高齢の家族がいるので乗船しない方法も検討したい」「家族だけの時間を取りたい」など、希望によって候補となるプランが変わります。
船舶・人数・海域から条件を調整できる
貸切のファミリー散骨では、利用する船舶によって乗船定員や料金が異なります。東京だけでも複数のクルーザーが案内されており、人数や船室の有無などによって選択肢があります。
また、東京・横浜・湘南など首都圏だけでなく、公式サイトには全国各地や一部海外の散骨エリアも掲載されています。
そのため、単純に「シーセレモニーはいくらか」だけを見るのではなく、参加人数・希望海域・希望日・乗船の有無をある程度整理してから確認するほうが、自分たちに必要な費用やプランを把握しやすくなります。
シーセレモニーの主な海洋散骨プラン
シーセレモニーには複数の散骨プランがありますが、まず理解しておきたいのが「ファミリー散骨」「合同乗船散骨」「代理散骨」の違いです。
以下は、2026年10月8日に公式サイトで確認できた東京エリアの掲載内容を中心に整理したものです。料金や船舶、実施日は変更される可能性があるため、実際の利用前には最新条件を確認してください。
| プラン | 主な特徴 | 東京エリアの掲載例 |
|---|---|---|
| ファミリー散骨 | 家族・親族などで船を貸切 | 165,000円(税込)~ |
| 合同乗船散骨 | 複数の家族が同じ船に乗船 | 176,000円(税込)・2名まで |
| 代理散骨 | スタッフが遺族に代わって散骨 | 55,000円(税込) |
ファミリー散骨プラン|家族などで船を貸し切る
ファミリー散骨は、クルーザーを1隻貸し切って散骨するプランです。船舶ごとの定員内であれば、基本的に利用人数によって船舶チャーター料金が変わらない形で案内されています。
東京エリアの掲載例では、アニー号が165,000円(税込)、シーストーリー号が187,000円(税込)、ミッドブルー号が297,000円(税込)となっています。
たとえばアニー号の場合、定員は6名、所要時間は約90分で、羽田空港沖・ディズニー沖が散骨エリアとして掲載されています。土日祝日は33,000円(税込)の追加料金が案内されています。
家族や親族で乗船し、自分たちの手で故人を見送りたい場合には、まず検討しやすいプランです。
代理散骨プラン|乗船せずスタッフへ任せる
代理散骨は、遺族が乗船せず、シーセレモニーのスタッフが代わりに散骨するプランです。
東京・横浜・湘南の掲載料金はそれぞれ55,000円(税込)で、1柱分の粉骨料金も含まれると案内されています。散骨後には写真と散骨証明書が用意されます。
遠方に住んでいる場合や、船への乗船が難しい家族がいる場合、家族だけで乗船する散骨とは異なる方法を検討したい場合に候補になります。
合同乗船散骨プラン|複数の家族で同じ船に乗る
合同乗船散骨は、中・大型のクルーザーに複数の遺族が乗船し、散骨ポイントへ到着した後に、一組ずつ順番に散骨する方法です。
東京エリアでは176,000円(税込)で2名まで、追加乗船は1名11,000円(税込)と掲載されています。所要時間は約2時間で、粉骨料金は別途33,000円(税込)です。
貸切ではありませんが、自分たちで乗船して見送りたい場合の選択肢になります。
ほかにも目的に応じたプランがある
公式サイトでは、このほかにもリゾート散骨、プレミアム散骨、体験散骨クルーズ、生前予約チケットなどが案内されています。
ただし、すべての人が特殊なプランを比較する必要はありません。まずは「家族だけで乗船するのか」「他の家族と同乗してもよいのか」「乗船せず任せるのか」を決めると整理しやすくなります。
代理散骨・合同散骨・貸切散骨という一般的な違いを詳しく確認したい方はこちらをご覧ください。
シーセレモニーの料金と含まれるサービス
シーセレモニーの料金を見るときは、表示されているプラン料金だけでなく、粉骨費用、土日祝料金、乗船人数、オプションなども一緒に確認する必要があります。
特にファミリー散骨では、船舶によって料金・定員・追加料金が変わります。
ファミリー散骨の基本サービス
公式サイトのファミリー散骨プランでは、基本サービスとして次の内容が案内されています。
- 船舶チャーター
- 散骨セレモニーの進行
- 献花用の花びら
- 献酒用の日本酒
- ドリンクサービス
- 写真撮影・写真データ
- 緯度・経度・時間を記録した散骨証明書
- 桟橋使用
一方で、東京エリアのファミリー散骨では粉骨費用33,000円(税込)が別途とされている船舶があります。
代理散骨は1柱分の粉骨を含むプランがある
代理散骨では、東京・横浜・湘南などの掲載内容で1柱分の粉骨費用が料金に含まれています。
同じ「シーセレモニーの海洋散骨」でも、プランによって粉骨が基本料金に含まれるかどうかが異なる点は確認しておきたいところです。
追加料金になりやすい項目も確認する
公式サイトでは、船舶やプランに応じてさまざまなオプションが案内されています。
- 土日祝日の追加料金
- 粉骨
- 追加乗船
- 食事・飲み物
- 献花の追加
- 出張での遺骨引き取り・打ち合わせ
- 映像制作
- 生花祭壇
- 僧侶派遣
- 船上生演奏など
必要なオプションは家族によって異なります。表示価格だけで判断せず、「自分たちが希望する内容まで含めると総額はいくらになるか」を問い合わせ時に確認すると安心です。
料金を確認するときのポイント
同じサービスでも、船舶・エリア・曜日・人数・粉骨の有無によって料金が変わります。「最も安い表示価格」だけではなく、自分たちの条件で必要になる総額を確認してください。
海洋散骨全体の料金が何によって変わるのかを比較したい場合はこちらの記事で整理しています。
粉骨はどうなる?遺骨の受け渡し方法も確認
海洋散骨では、遺骨をそのまま海へ入れるのではなく、散骨できる状態へ細かく粉骨する必要があります。シーセレモニーでは粉骨サービスも提供しています。
粉骨の基本料金は33,000円(税込)
公式サイトでは、粉骨の基本料金は33,000円(税込)と案内されています。粉骨した遺骨は水溶性の紙袋へ収められます。
ただし、墓地へ長期間納骨されていた遺骨などで水分を含んでいる場合には、乾燥費用として11,000円(税込)が追加される場合があります。
立ち会い粉骨は22,000円(税込)と案内されており、墓じまいなどで複数の遺骨を粉骨する場合には、数量に応じた扱いについて問い合わせる形になっています。
遺骨は持ち込み・引き取り・郵送に対応
公式情報では、遺骨の受け渡し方法として、シーセレモニー事務局への持ち込み、有料の出張引き取り、郵送が案内されています。
東京23区内への出張引き取りは22,000円(税込)と掲載されています。遠方の場合には郵送による受け渡しにも対応しています。
また、遺骨を預ける際には火葬許可証または埋葬許可証等の確認が案内されています。墓じまいから海洋散骨へ進む場合は、手元にある書類もあわせて確認しておくとスムーズです。
どの海域・乗船場所から散骨できる?
シーセレモニーは東京湾だけのサービスではありません。公式の散骨エリア一覧では、全国各地に加えて、一部海外エリアも案内されています。
全国各地の散骨エリアが掲載されている
公式サイトで案内されている主な地域には、次のような場所があります。
- 東京・横浜・湘南・横須賀・千葉などの関東エリア
- 北海道・青森・宮城・秋田など
- 新潟・富山・石川・静岡・愛知など
- 大阪・兵庫・和歌山など
- 広島・高松・松山など
- 福岡・長崎・熊本・鹿児島など
- 沖縄本島・石垣島・宮古島
- ハワイ・グアム・バリなど
公式サイトでは、掲載されていない海域についても相談するよう案内されています。
乗船場所はプラン・船舶によって変わる
東京エリアだけでも、浜松町桟橋、朝潮小型船乗り場、日の出ふ頭、越中島桟橋、日本橋桟橋など複数の乗船場所が掲載されています。
そのため「東京で散骨したい」という希望だけでなく、家族が集合しやすい場所、参加者の年齢や移動手段なども考えて乗船場所を確認するとよいでしょう。
希望海域に対応しているか、どの港から乗るのか、希望日に利用できる船舶があるかは、問い合わせ時にまとめて確認できます。
シーセレモニーへ問い合わせてから散骨するまでの流れ
ファミリー散骨を例にすると、問い合わせ後は希望内容の打ち合わせ、粉骨、出航、散骨、散骨証明書の受け取りという順で進みます。
step
1Webから問い合わせ・打ち合わせ
希望する海域、日程、参加人数、船舶、粉骨の有無などを相談します。港区のショールームで対面打ち合わせを行うことも案内されています。
step
2遺骨を預ける
事務局へ持ち込むほか、有料の出張引き取りや郵送など、状況に応じた方法を選びます。
step
3散骨できる状態へ粉骨する
遺骨を細かく粉骨し、水溶性の紙袋へ収めます。家族の人数に応じて小分けにする相談もできます。
step
4乗船場所へ集合して出航
ファミリー散骨・合同乗船散骨では指定された乗船場所へ集合します。代理散骨の場合は遺族は乗船しません。
step
5散骨・献花・献酒
散骨ポイントへ到着した後、遺骨を海へ還します。ファミリー散骨では献花や献酒などを含むセレモニーが行われます。
step
6帰港・散骨証明書を受け取る
散骨後は帰港し、後日、散骨した場所の緯度・経度・時間が記録された散骨証明書が郵送されます。
海洋散骨サービスを利用するときの一般的な申込みから散骨までの流れについては、こちらの記事でも詳しく整理しています。
天候不良のときはどうなる?キャンセル条件も確認
船を利用する海洋散骨では、天候や海況によって予定どおり出航できない可能性があります。希望日だけでなく、延期時の予定も考えておくことが大切です。
安全上の理由で運航内容が変更・中止される場合がある
シーセレモニーの利用規約では、安全な運航が難しい場合などに、運航の中止、日時・航路・船舶などの変更が行われる場合があるとされています。
荒天が予想される場合は、直前まで海況を確認することもあります。遠方から参加する家族がいる場合は、宿泊や交通機関の変更条件も含めて予定を組むとよいでしょう。
利用者都合のキャンセルには所定の料金がある
現在の公式利用規約では、利用者側からキャンセルする場合、時期に応じて次のキャンセル率が示されています。
| 取消時期 | キャンセル率 |
|---|---|
| 本予約成立日~乗船31日前 | クルーズ料金の10% |
| 乗船8~30日前 | 20% |
| 乗船4~7日前 | 30% |
| 乗船2~3日前 | 50% |
| 乗船前日 | 80% |
| 乗船当日 | 100% |
予約前に確認
天候による変更・延期と、自分たちの都合でキャンセルする場合では扱いが異なります。予約時には「荒天で出航できない場合」「延期する場合」「自分たちがキャンセルする場合」を分けて確認してください。
散骨後には写真や散骨証明書を受け取れる
「散骨した場所を後から確認できるものがほしい」という方もいるでしょう。シーセレモニーでは、プランに応じて写真サービスや散骨証明書が案内されています。
散骨証明書には散骨地点の情報が記録される
ファミリー散骨では、散骨を行った地点の緯度・経度・時間を記録した散骨証明書が後日郵送されます。
代理散骨でも、散骨の様子を撮影した写真と散骨証明書が用意されています。
家族自身が乗船しない代理散骨では、実施後に何が届くのかは特に重要な確認ポイントです。写真の受け取り方法や証明書の内容に希望がある場合は、問い合わせ時に確認しておくとよいでしょう。
シーセレモニーを候補として検討しやすい人
シーセレモニーがすべての人に最適というわけではありません。サービス内容から考えると、次のような希望がある場合に候補として比較しやすいでしょう。
候補として検討しやすいケース
- 家族・親族だけで船を貸し切って散骨したい
- 実際に乗船して自分たちで故人を見送りたい
- 乗船が難しいため代理散骨も含めて検討したい
- 東京・横浜だけでなく希望する海域から散骨したい
- 粉骨から散骨までまとめて相談したい
- 写真や散骨証明書を残したい
- 参加人数に合わせて船舶を選びたい
一方で、料金だけを基準に最も安いサービスを探している場合や、複数の業者をまだ比較していない場合には、シーセレモニーだけで即決せず、海域、乗船人数、粉骨、追加費用、キャンセル条件など同じ条件をそろえて比較する方法があります。
海洋散骨業者を比較するときの確認ポイントはこちらの記事で整理しています。
問い合わせ前に整理しておきたいチェックリスト
問い合わせ前にすべて決める必要はありません。ただし、次の項目を家族である程度話しておくと、相談時に希望を伝えやすくなります。
問い合わせ前チェックリスト
- ファミリー散骨・合同乗船散骨・代理散骨のどれを考えているか
- 乗船する予定の人数
- 希望する海域・出航地
- 希望する時期や曜日
- 粉骨済みか、粉骨も依頼するか
- 遺骨を持参・引き取り・郵送のどれで預けたいか
- 食事・追加献花など必要なオプションがあるか
- 散骨後に写真や証明書をどのように残したいか
- 荒天で延期になった場合の日程を調整できるか
- キャンセル条件を確認したか
特に料金を確認するときは、「○人で○○海域のファミリー散骨を希望」「粉骨も依頼したい」「土日を希望」といった形で条件を伝えると、表示されている最低料金だけでは分からない費用を確認しやすくなります。
他の海洋散骨サービスとも比較したい場合は条件をそろえる
シーセレモニーを候補にした後で、「ほかのサービスも見てから決めたい」と考えるのは自然なことです。
その場合は、単純な掲載価格だけで比べるのではなく、同じ条件で比較してください。
- 乗船する人数
- 貸切か合同乗船か代理散骨か
- 粉骨料金が含まれているか
- 希望する海域・出航場所
- 献花や写真など基本料金に含まれるサービス
- 土日祝や追加人数の料金
- 遺骨の受け渡し方法
- 天候延期・キャンセル時の条件
- 散骨後の証明書・写真
条件をそろえずに「A社は5万円、B社は16万円」と比べても、代理散骨と貸切散骨などサービス内容そのものが違えば、適切な比較にはなりません。
まだ依頼先を絞り込んでいない方は、先に海洋散骨業者の選び方を確認すると比較しやすくなります。
また、粉骨・散骨を扱う別サービスとしてミキワの内容を確認したい方はこちらの記事があります。シーセレモニーとの単純な優劣ではなく、自分が必要とするサービス内容を基準に比較してください。
まとめ|シーセレモニーは希望する散骨方法と総額を確認して判断しよう
シーセレモニーは、家族などで船を貸し切るファミリー散骨、複数の家族が乗船する合同乗船散骨、スタッフへ任せる代理散骨など、希望に合わせて海洋散骨の方法を選べるサービスです。
東京・横浜など首都圏に限らず、全国各地や一部海外の散骨エリアも案内されています。また、粉骨、遺骨の引き取り、写真撮影、散骨証明書など、散骨前後に必要となるサービスも確認できます。
一方で、料金はプランだけで決まるわけではありません。船舶、参加人数、曜日、粉骨、希望海域、追加オプションなどによって変わります。
検討するときは、「自分たちはどのように見送りたいか」を先に整理し、その条件で必要になる料金とサービス内容を確認することが大切です。
まだ条件が決まっていない場合でも、「家族で乗船したい」「○○の海に散骨したい」「代理散骨も検討している」といった希望から相談できます。
※料金・プラン・船舶・対応海域・利用条件は変更される場合があります。この記事では2026年10月8日時点で確認できたシーセレモニー公式情報をもとに整理しています。実際の利用前には、希望条件に対する最新料金・空き状況・契約条件をご確認ください。









